まちづくり月間実行委員会と(財)都市づくりパブリックデザインセンターが主催する第10回「まちの活性化・都市デザイン競技」の入賞作品がこのほど決定し、理工学部建築学科の小林正美研究室が「春日部市長特別賞(金賞)」を受賞した。 受賞メンバーは小林教授ほか、小池博理工学部講師、建築家の大西忠良氏、理工学研究科博士前期課程1年の西條公晴さん、中村敬一さん、東原大輔さん、藤田健児さん、理工学部4年の竹内智さんの7人。 この競技は、地域にふさわしい整備構想とまちのデザインの提案を一般から募り、まちづくりに対する国民の関心を高めるとともに、活力ある美しい景観を備えたまちづくりの実現に寄与することを目的に、1998年度から実施されている。 10回目を迎える今回は対象地区を「春日部市中心市街地」(約87ヘクタール)とし、「街なかに春日部市民や来街者の多彩な交流を演出する“劇場都市かすかべ”を創る」をテーマに設定、全国の大学、設計事務所、建築業者などから44作品の応募があった。 小林研究室の提案のタイトルは「共環する都市・春日部〜サスティナブル(持続可能な)・シティを目指して〜」。まちづくりのテーマとして、(1)サスティナブル・コミュニティ(2)人にやさしいまちづくり(3)自立型郊外核都市─を掲げ、春日部駅前、大落古利根川、旧日光街道の3つの新拠点の開発と整備を提案した。 審査講評では「全体的にバランスのとれた先進的な提案。ドラマティックシティ(劇場都市)の中心としての駅前劇場やランドマークとしての春日部タワーの提案は面白い」と高い評価を得た。 なお、7月11日に入賞作品の表彰式と全応募作品のパネル展示が春日部市商工振興センターで行われる。 理工学部のページ (財)都市づくりパブリックデザインセンターのページ 前のページに戻る