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明治大学広報
第597号(2008年7月1日発行)
就任所感
より良い情報基盤サービスの
安定的提供に向けて
情報基盤本部長 村田 潔
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 情報環境は教育・研究をはじめとする大学におけるあらゆる活動のパフォーマンスレベルに影響を与える、まさに大学という組織の基盤に位置するものです。したがって、情報環境の整備にあたっては、学内外の状況や情報通信技術(ICT)の動向を精査し、本学の情報基盤のあり方に関する明確な未来像を日々リニューアルしつつ、情報戦略を的確に策定しなければなりません。情報基盤整備に関して学内から寄せられる要望・意見には貴重なものが多く含まれています。しかし、適切な情報戦略に基づくシステムの統合化という視点を欠いたままそれらをすべて取り入れるとなると、情報基盤の全体としての整合性が失われ、費用的にも機能的にも無駄の多い情報環境が出来上がってしまうことになります。

 情報基盤サービスのあり方はユーザ志向であるべきです。しかし、これは必ずしもユーザの要求をそのまま受け入れることを意味するものではありません。ユーザの要求はそれまでの仕事や機器操作のやり方を前提としたものであることが多いからです。情報基盤本部の役割の一つは、適切なICTの導入を通じて、より快適・安全で生産性の高い情報基盤サービス環境を実現することにあります。このことは時として、ユーザに仕事や機器操作のやり方を変えることを要求します。情報基盤サービスの進化とともに、ユーザも変化していくことが要求されるのです。そこで、情報基盤本部で行われるこれからの情報基盤サービスのあり方に関する議論については、できる限り情報公開していくつもりです。

 本年度も入試システムの再構築やネットワークのリプレイス、Suica付学生証の導入など課題が山積しています。教育の情報化推進本部とも手を携えて、より良い情報基盤サービスの安定的提供を実現できるよう努力していきたいと考えています。

(商学部教授)



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