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明治大学広報
第598号(2008年8月1日発行)
2007年度決算について
「ブランドとファンド」
財務・資産管理部長 小林 喜男
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 時を越えて企業として生き続けるために、多くの困難を乗り越えてきた老舗の努力と工夫を綴った泉秀樹著『商売繁盛・老舗のしきたり』に「老舗が営々と築きあげてきたのは信用と誇りである。この2つはさらに企業が100年、120年と続いていくエネルギー源になっていくと同時にその企業の存在を文化そのものに昇華させる」「老舗は厳しい経済環境・競争環境に耐性を持つために進化しなければならない」とありました。

 さて、2007年度決算を消費収支で見ると、当年度消費支出超過額は156億円。通算で翌年度繰越消費支出額が235億円となりました。支出超過の主な内容は、中野用地、猿楽町近隣用地、生田登校路脇用地の各取得、明高中新校舎建設、第2号基本金の黒川農場、和泉新図書館、和泉新教育棟の各積立等です。貸借対照表の流動資産のうち現金預金・有価証券が有形固定資産の土地と建物等に転化されたことにより、これからの潜在成長余力を具現化するための諸策が期待されます。

 先の2008年度の経済財政報告の副題は「リスクに立ち向かう日本経済」。遂行にはリスク回避の支援策があることは必須です。

 3年後には創立130周年を迎える本学の存在そのものが文化であるという自負を明大ブランドにかざし、その維持に向けてファンドを手当てしなければなりませんが、その際のルールは「適時・適財・適所」であると確信しています。

 (決算の概要は4・5面に掲載)



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