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明治大学広報
第600号(2008年10月1日発行)
就職特集
「自分で決めた道を歩むために」
トッパン・フォームズ株式会社
総務本部人事部 主任 椙山 美絵
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 就職活動シーズンを迎え、こんな会社に就職したいとイメージを膨らませている方も多いと思います。一方、私たち会社側としても、こんな人材が欲しいというイメージがあります。当社に関して言えば、さまざまな企業等の事業活動に必要な製品やサービスを提供する会社であり、お客さまの業界が多岐にわたるためその要望もさまざまで、これに応えるためには多様な人材が求められるというのが実情です。

 しかし、強いてあげるなら、目標に向かって考え、行動に移し、形にして、結果を導くという一連の行動は、どのセクション、また、社会人生活においても必要な要素ではないでしょうか。

 私自身も入社した頃、上司に「必要とされる存在になりなさい」と声を掛けていただき、そのためにはどうすればよいのかと苦闘した日々がありました。思えばその過程がとても重要で、その過程を経たことが自信へとつながり、自分はいくらか成長できたと実感することができました。そして今も、この言葉を心に刻みながら毎日の仕事に取り組んでいます。

 どんな職に就いたとしても、仕事において先が見えないことや結果が出ないことはきっとあります。就職活動は、まさに社会人生活へ向けての第一歩です。学生の皆さんがこの時期にいかに取り組むのかを、まずは試されているのかもしれません。数ある情報の中から、数年後自分が生き生きと働ける場所を見つけ出すことは容易ではありません。思うように進まず、気持ちが萎えることもあるかもしれませんが、自分の未来を切り開くためには、通らなくてはならない道です。限られた時間の中ではありますが、自ら考えて行動し、納得のいく結果を出して、自分の決めた道をしっかりと歩まれることを期待しています。

(1997年文学部卒業)



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