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明治大学広報
第601号(2008年11月1日発行)
特集 夏の成果報告
農学部ファームステイ研修

会津での思い出
農学部2年 キム・ジョンファン
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 夏休みに農家を訪ね、そこで農家の仕事を手伝わせて頂くファームステイ研修という授業プログラムがあって、会津に行きました。

 現地を訪ねる前には、農家に泊まることに対し、少し不安感を持っていました。もし自分が失礼なことをしたらどうしよう、こんな暑くて忙しい時期に農家の作業の邪魔にならないだろうか、言葉は通じるだろうかなどいろいろ心配していました。しかし、五十嵐正俊さんのご家族との一週間の研修を通じて、とても優しく、愛情の深い方々と気づき、私が持っていた心配はそもそも必要なかったということを知りました。

 会津での研修を通じて、農村生活について色々考えるようになりました。自然とともに暮らすおかげなのかもしれませんが、現地の方々から何よりも暖かい人の情と余裕が感じられました。普通の都会人のように、私も日頃はテレビやコンピューターなどに取り囲まれた環境で忙しく生活していましたが、短い間でありながらも、心のゆとりのある農村の生活リズムで過ごせたことで、私自身に対する深い考察ができる時間を持つことができました。それ故、こういうゆとりのある生活が都市にはない良い点であり、その中で暖かさが感じられる農村の生活は魅力的であると考えました。

 今回の会津での思い出を通じて感じた農村の魅力を土台に、多様な人々が作り出す新しい農村像を描いてみたいと思いました。また、農村だけが持っている魅力を多くの都市の人々に理解してもらえる方法についても考えていきたいです。

 一週間の短い期間でしたが、五十嵐正俊さんのご家族の皆さんの気配りと私たちのために苦労して下さったおかげで、良いこともたくさん教えて頂き、無事に実習を終えることができ、ご家族の皆さんに大変感謝しています。そして、今回の会津での素晴らしい経験を与えて下さった大学の先生方々にも感謝しております。

農学部ファームステイ研修
  農業経済学科の2年生を対象とした「ファームステイ研修」は、学生が全国各地の農家に分宿して実際の農作業に従事する研修。農家の人々と寝食を共にすることで、農家の実態に触れ、農業や農村の抱える問題を考えることを目的としている。



ファームステイ研修(リンク先:農学部)

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