第603号(2009年1月1日発行)
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教育改革支援本部主催の「GP採択事例報告会」が12月5日、リバティタワー1012教室で開催された。
GPとは「優れた取組(Good Practice)」の略語で、文部科学省が各大学等の実施する教育改革の中から優れた取組を選定し支援するもの。明治大学は、2004年12月の教育改革支援本部の設立以来、確実にGP採択件数を伸ばしており、私大ではトップクラスの実績を誇っている。
報告会では、教育改革支援本部長の伊藤光副学長(理工学部教授)のあいさつに続いて、GPの最近の動向と明大の現状について説明があり、今年度採択された「地域・産学連携による自主・自立型実践教育」(教育GP)、「複眼的日本古代学研究の人材育成プログラム」(大学院GP)を含む現在継続中の6件の取組について報告が行われた。それぞれ豊富な資料に基づいて取組の内容や教育への効果などが紹介され、情報の共有が図られた。
最後に総括として塚原康博学長室専門員(情報コミュニケーション学部教授)から明大のGP取組担当者へのアンケート結果が紹介され、学部のカリキュラム改革との連動や教職員の間の連帯意識が強まるといったメリットと担当教員の労力の増大、事務サポートの不足など支援体制の問題点が提起された。
すでに本紙で何度も報じられているように、取組ごとにシンポジウムや報告会が開催されているが、大学のすべてのGPが一堂に会するこのような報告会はあまり例のない試みであり、GPの重要な目的の一つである「積極的な社会への情報提供」の場として重要な機会といえる。
(教育改革支援本部)
文部科学省各種GP採択「明治大学教育改革の取組」
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