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明治大学広報
第610号(2009年8月1日発行)
ヒマラヤ8000m 天空の頂をめざして
OB登山家 加藤慶信さん追悼展開催中
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 明治大学体育会山岳部OBで登山家の加藤慶信氏(2000年法卒)を偲ぶ企画展「ヒマラヤ8000m峰 天空の頂をめざして─加藤慶信追悼展─」(主催=南アルプス芦安山岳館、明治大学)が、同氏の出身地、山梨県南アルプス市の南アルプス芦安山岳館で、2010年5月31日まで開催されている(写真)。

 加藤氏はヒマラヤ8千m峰14座のうち8座を制覇、日本を代表する登山家として活躍が嘱望されていたが、08年10月1日、チベット・ヒマラヤのクーラカンリ(7538m)に登攀中雪崩に遭遇し、32歳で早逝した。

 6月20日の同山岳館での追悼展オープニングセレモニーには、今沢忠文南アルプス市長、納谷廣美学長の代理として山岳部部長の飯田年穗政治経済学部教授ほか、遺族、山岳関係者ら約100人が参加した。

 式典で今沢市長は、郷土の登山家・加藤さんを通じて山と登山の素晴らしさを伝えることが、本企画展の意義であると述べた。続いて挨拶に立った飯田部長は、日本の山岳文化の中心たる山梨と、80年を越す明大山岳部の伝統の中で培われた加藤氏の登山の業績に触れ、「加藤君はここ南アルプス市に生まれたときから、登山家という『天賦』に巡りあっていた。本追悼展に残された加藤君の足跡から、登山に対する意志を感じとり、後世に引き継いでいただくことを願う」との、学長メッセージを代読した。

 式典後参加者は、加藤氏が遭難時にも身につけていた登山道具、遺品、登山の写真、親交のあった各方面から寄せられた追悼文などの数々の展示に、在りし日の同氏を偲んだ。同山岳館では、本企画展終了後も、加藤慶信コーナーの常設を計画している。

▼開館時間=9時〜17時(水曜・年末年始休館、夏期は無休)
▼入館料=大人200円、小人100円
▼山梨県南アルプス市芦安芦倉1570
▼TEL055─288─2125
▼ホームページ http://www.minamialps-net.jp



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