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明治大学広報
第611号(2009年9月1日発行)
教養デザイン研究科の課程変更と博士後期課程の設置について
教養デザイン研究科委員長 山泉 進
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 教養デザイン研究科は、「人間性とその適正な環境の探求」を教育研究のテーマとして、2008年度から和泉キャンパスに修士課程を開設しました。修士課程の完成となる2010年度より、新たに博士課程を設置することになり、それにともない修士課程を博士前期課程と名称変更することになりました。

 本研究科は、「倫理・哲学・宗教」「文化」「平和・環境」という3つの領域を研究対象とし、現代社会が直面しているアクチュアルな問題を総合的・学際的な視点から解明し、かつ公共的な観点に立って主体的に行動できる人材の養成を目指しています。科学技術の飛躍的な発展にともなう人間行動の倫理性の問題、多文化社会における異文化理解と共生実現の問題、あるいは環境破壊をともなう開発がもたらす構造的紛争を解決するための平和構築の問題、これらの問題に対して2世紀の人類は共通に答を見出していかなければなりません。しかも、これらの問題は、複合的に錯綜して私たちの前に提示されています。したがって、解決策もまた、文系・理系の枠を超えて総合的・学際的に探求されなければなりません。

 私たちは、2世紀社会を生きるに必要な幅広い知識と主体的な判断力を「教養」として捉え、グローバル化社会を生き抜く「教養」をデザイン(創造)することを目指しています。来年度からは、「グローバル30」の一環として「アジア・太平洋教養ネットワークの形成」を掲げ、中国の延辺大学からの指定校留学生を受け入れます。

(法学部教授)



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