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明治大学広報
第617号(2010年3月1日発行)
魏王・曹操の墓見つかる
−中国・社会科学院考古研究所の王所長が特別講義−
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 明治大学大学院文学研究科は、中国社会科学院考古研究所の王巍(ワン・ウェイ)所長を招き、特別公開講義「中国古代国家形成論の近年の動向」を1月25日に、同「中国安陽西高穴大墓発掘成果」を翌26日に、駿河台校舎リバティタワーとアカデミーコモンでそれぞれ開催した。

 これは、文科省の「組織的な大学院教育改革推進プログラム」に2008年度採択された明大の取り組み「複眼的日本古代学研究の人材育成プログラム」および大学院特別講義として行われたもの。

 同研究所は本年1月13日、中国河南省の安陽西高穴大墓が、三国時代の魏・武王(曹操)の陵墓「曹魏高陵」であるとする調査結果を発表。

 26日の講義では「調査直後であり今後の分析・研究こそが重要」としつつ、墓室の構造や副葬品の多角的な調査結果、曹操の墓との断定にいたる経緯などが紹介された。

 中国社会科学院は、中国における哲学・社会科学研究の最高学術機構であるとともに、総合的な研究センター。同政府のシンクタンクとして大きな影響力を有する。今回の調査結果は、同院の2009年中国六大考古新発見に選出されている。この選考対象は全国的な規模の考古発見で、学術的価値が重視される。



複眼的日本古代学研究の人材育成プログラム
<日本古代学教育研究センター>明治大学大学院文学研究化史学専攻


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調査について話す王所長

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