第１６回連合駿台会学術賞・学術奨励賞の授賞式と受賞記念講演会が１月２７日、駿河台校舎アカデミーコモンで行われた。

　同賞は、経済界で活躍する明治大学校友の親睦団体である連合駿台会（河野典男会長）が、明治大学教員の優れた研究を表彰するもの。

　学術賞（副賞５０万円）は、坂口光男法学部教授、旦敬介国際日本学部准教授、日野常男農学部教授の３氏が受賞。若手教員を対象とした同学術奨励賞（副賞３０万円）は該当者がなかった。

　授賞式に先立ち、学術賞受賞記念講演会が行われた。坂口教授は「保険法学説史の研究」と題して、研究の動機や構成、概要、今後の研究課題について講演を行った。

　授賞式では、納谷廣美学長から表彰状が、河野会長から記念品と賞金目録が受賞者に手渡された。納谷学長は受賞者への祝福や、連合駿台会の日ごろの大学への支援に感謝を述べたほか、本年度は奨励賞の該当がなかったことを受け、「来年は成果が出るよう努力したい」と話した。

　続く懇親会では、長堀守弘理事長が「研究の知の創造を、社会に向けて行っていくことが大切」とし、さらなる研鑽への期待を寄せた。

　あいさつに立った受賞者３氏は、それぞれ研究の紹介や協力者への感謝を述べるとともに、今後一層の活躍を誓った。

　受賞者の研究タイトルは以下のとおり。

【連合駿台会学術賞】
▼坂口教授「保険法学説史の研究」（社会科学）
▼旦教授「ソル・フアナ・イネス・デ・ラ・クルス著『知への賛歌　修道女フアナの手紙』訳」（人文科学）
▼日野教授「Evaluation and Characterization of Bacterial Metabolic Dynamics with a Novel Profiling Technique,Real-Time Metabolotyping」（自然科学）



連合駿台会

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