日加戦略的留学生交流促進プログラムは２月２２日、「日本・カナダ学術連携フォーラム」の成果発表会を在日カナダ大使館（東京・港区）で開催した。

　これは、同プログラムの一環として、短期的に両国コンソーシアム加盟校の学生が一堂に会し、特に環境問題について国籍や文化を超えたグループで意見交換を行い、最終的にその成果を発表すべく行われたもの。

　日本側加盟校１１大学から１７人、カナダ側加盟校５大学から１３人の学生が参加。明大からは坂本壮平さん（政経４）、市川建作さん（政経３）、北出洋太さん（商１）が参加し、カナダの学生らとの約１週間におよぶ意見交換の成果を披露した。

　発表後、中邨章政治経済学部教授の総評に続いて、ジョナサン・Ｔ・フリード駐日カナダ大使は「人生が変わるほど意義深い体験だったと思う」とし、優秀発表を表彰。臨席された高円宮妃久子殿下のお言葉も賜った。

　今回のフォーラムは、同プログラムの日本側およびカナダ側コンソーシアムが共催し、２００９年度事務局担当校の明治大学と、アルバータ大学が運営を担った。今後は交互開催を検討の方向。

　日加戦略的留学生交流促進プログラムは、日本とカナダの学生交流に資するため、学部学生の交換留学制度としては国内有数の国立・私立大が参加する日本コンソーシアム（加盟１５大学、代表校＝明治大学）と、カナダ全州の大学が参加するカナダコンソーシアム（加盟１４大学）が連携し、医学・法学を除く全分野で学生が交流を行うもの。コンソーシアム形式による計画的・継続的な幅広い交流が特長である。



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