明治大学和泉校舎正門前の国道２０号線に架かる「明大前横断歩道橋」にこのほど、バリアフリー対応のエレベーター２基が設置され、３月２７日に完成竣工式が行われた。

　竣工式のテープカットには清水秀夫総務担当常勤理事をはじめ、越智隆雄前衆議院議員、明大前商店街振興組合の本杉香理事長、和泉第三町会の内藤一郎会長が参加。関係者による昇り初めも行われ、開通となった。

　和泉校舎周辺は住宅街で、同歩道橋利用者は１日３万人を超えるが、歩道橋付近に横断歩道がなく、高齢者や車椅子利用者は遠回りを余儀なくされてきた。

　このため、明大や地元住民・商店街が２００６年に「明大前横断歩道橋昇降機設置推進協議会」を設置、これまでバリアフリー型エレベーターの設置を国に求めていた。

　竣工式に際し、国土交通省関東地方整備局東京国道事務所の土井弘次所長から事業経過報告が行われ、飯田年穂和泉委員会委員長（政治経済学部教授）が「安全に運行されることを望む。完成を期に大いに利用していただきたい」とあいさつした。また、エレベーター設置完了を受け、同協議会の解散式も行われた。



前のページに戻る