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明治大学広報
第621号(2010年7月1日発行)
タイ・キングモンクット工科大生が情コミ学部で研修
─日・タイ交流発展の礎に─
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 先ごろ締結された情報コミュニケーション学部とタイ国キングモンクット工科大学(KMITL)産業教育学部による学部間国際交流協定を受け、5月10日から3週間の日程で学部間短期学生交流プログラムが行われ、KMITLの学生4人が来日した。

 KMITLの学生は情コミ学部の4つのゼミナールに参加。共通のテーマによる意見交換や、フィールドワークで江戸東京博物館、東京の多文化共生地区(大久保、六本木、池袋など)、海外展開する日本企業の訪問、山中セミナーハウスでの合同合宿などを通じ、情コミ学部生との交流を深めた。

 参加学生のひとり、ゴンウイット・クリンシィリスックさんは「『メチャ』面白いです。明治大学生の皆さんから教科書にはない生の日本語をたくさん教えてもらいました。卒業後はしばらく日本企業に勤めてから日本の大学院に進学したい」と感想を話していた。

 今回の交流プログラムで受け入れの中心となった同学部の小保内弘子教授は「タイは日本企業の進出先としてもトップクラスです。来日した学生たちは、将来日系企業の中心としての活躍が期待される。日本にとっても大切な人材です」とプログラムの意義を語る。

 タイは東南アジアの中では経済発展を遂げているとはいえ、日本との経済格差はいまだ大きく、研修費負担は頭の痛い問題だ。このたびは明治大学校友会および明治大学校友の慈善団体「東京駿河台ライオンズクラブ」から助成があった。続いて、9月に行われる情コミ学部からKMITLへの送り出しプログラムでは、バンコクの校友組織・バンコク紫紺会が明治大学生を迎える。

 小保内教授はこうした支援に深い感謝を述べながら、「今回は幸先の良いスタートになった。このプログラムが明治大学の多様な資源とつながり、明治大学のさらなる発展の核になれば大変嬉しい」としている。



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交流を深めた山中湖合宿

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