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明治大学広報
第621号(2010年7月1日発行)
就任所感
「国際的に活躍する人材を育成するために」

国際教育センター長 横田 雅弘
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 この度、国際教育センター長に就任致しました国際日本学部所属の横田雅弘と申します。専門は異文化間教育学で、具体的には留学生アドバイジングと留学生政策論に取り組んで参りました。  

 さて、明治大学は、納谷美学長の下で大学国際化が急ピッチで進められ、その成果として文部科学省の国際化拠点整備事業(グローバル30)に認定され、その勢いが加速しています。  

 世界では、統合されたヨーロッパの運営にあたるヨーロッパ人育成のために、すでに200万人の学生を相互に派遣しているエラスムス計画が着実に歴史を重ね、今ではアジアを中心とした世界各国と単位互換の留学交流を進めています。アジアでも、オーストラリアやシンガポールなどは最も重要な国家政策の一つとして留学生政策を位置付けていますが、これまでは送り出すばかりであった中国やマレーシアにしても、既に大変な受け入れ大国に育っており、中国は日本をしのぐ50万人の受け入れを目標に掲げて世界中から優秀な留学生を獲得しています。  

 留学は今や個人の意思決定でなされるというよりも、大学の戦略、国の戦略、アジアという地域の戦略となり、「競争」かつ「協力」のバランスの中で、国際人材育成が成し遂げられようとしています。東アジア共同体構想においてはもちろんのこと、留学生の交流は、国や地域の将来に大きな影響力を持つものと認識されているのです。  

 明治大学でも、質量ともに留学生の受け入れを推進し、日本人学生の海外留学を促進して世界で活躍する明治の国際人材育成に力を入れねばなりません。これまでは、留学生の制度はややもすると留学生だけのための制度になっておりましたが、今は大学全体のシステムの抜本的な国際化が求められています。明治大学の新時代を着実に、かつチャレンジを恐れずに進めていくために、皆様のご支援を頂きながら、私も非力ながら貢献できれば幸いと存じます。  

 (国際日本学部教授)



国際交流・留学

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