明治大学は7月12日、台湾・中原大学と大学間協力協定を締結した。 協定の調印式は駿河台キャンパス大学会館で行われ、明大から納谷廣美学長、勝悦子副学長(国際交流担当)、森啓之理工学部教授らが、中原大から程萬里学長、董世平理学部長、洪穎怡電気情報科学部長が出席。両学長が署名と協定書をそれぞれ交換した(写真)。 明大と中原大の交流は2009年4月23日、ハイテク・リサーチ・センター整備事業「電気電子工学における環境対応型エネルギー・素材の開発とその応用研究」(研究代表=森啓之理工学部教授)の研究活動の一環として開催された国際シンポジウム(本紙第608号既報)に端を発し、森教授と洪教授を中心として交流の度が深められた。 今回の協力協定締結に森教授は、「スマートグリッドの研究を通じた研究ネットワーク強化とともに、両大学の学生交流活発化にも繋げたい」と期待を述べている。 中原大学は、キリスト教の精神のもと農学・工学部を出発点として1953年に設立された。1980年に総合大学化し、現在は7学部26学科、24専攻の修士課程と12専攻の博士課程を有する。桃園県にキャンパスを置き、約1万5千人の学生が学ぶ都市型私立大学。 スマートグリッド 高速通信ネットワーク技術などを活用し、分散型電源、蓄電池や需要側の情報を統合・活用し、高効率・高品質・高信頼度の電力供給実現を目指す次世代エネルギーシステム。欧米を中心に世界的関心が高まっている。 「理工学部、日台電力システムシンポジウムを開催 −ハイテク・リサーチ・センター整備事業で−」(明治大学広報 第608号) 前のページに戻る