明大生が力を合わせてシェイクスピア劇に挑む明治大学文化プロジェクト第７回公演「夏の夜の夢」（主催＝明治大学、協賛＝明治大学連合父母会、明治大学校友会、連合駿台会）が１１月１２日〜１４日、駿河台キャンパスアカデミーホールで催され、出演者・スタッフ総勢７３人が一丸となり春から全身全霊で打ち込んだ成果を舞台上で存分に発揮した。全４回の公演に３０８４人が来場。観客たちは若いエネルギーが弾け独創性と知性が溢れる「夏の夜の夢」に酔いしれた。

　今回の文化プロジェクトは「真の意味での学生主体」で進められた。衣装が学生の手で縫い上げられ、音楽が作曲された。制作チームが集客とスポンサー集めに奔走した。さらに「文化プロジェクトとして社会のために何ができるか」を考え、中・高校を訪問しシェイクスピアを紹介するプロジェクトも立ち上げた。「自分たちの力をいかに発揮できるのか挑戦の連続だった」（プロデューサー・大方佑佳さん＝文２）。

　学生たちは直面した困難を見事な団結力で乗り越えた。プロスタッフを含め全員が一丸となって、互いを刺激し合い質を高めていった。その結果、観客も「各役柄が文プロらしく色付けされ、何度観ても飽きないと思った」「学生らしいシェイクスピア。若さが漲っていて圧倒された」と絶賛する完成度に至った。

　第１回目から協力するプロの舞台監督・竹内一貴氏は「今年は今まで積み重ねてきた『文プロらしさ』がとても良く出ていた」と語る。明治大学の文化の土壌は着実に培われている。来年は創立１３０周年。明治大学から世界へ向けた文化発信が、一層期待される。



「明治ですから！」突撃キャンパス探検隊「文化プロジェクト第７回公演『夏の夜の夢』」

「文化プロジェクト『夏の夜の夢』」

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