明治大学は１１月２３日、北京大学と「明治大学マンガ図書館北京大学閲覧室設立に関する意向書」に調印した（写真）。

　北京大学博雅国際会議センターで行われた調印式には、針谷敏夫副学長（総合政策担当）、土屋恵一郎教務担当常勤理事、藤本由香里国際日本学部准教授、森川嘉一郎同准教授および林振江研究・知財戦略機構特任教授らが参加。北京大学からは、呉志攀北京大学常務副校長はじめ、厳軍同国際合作部副部長、李洪権同国際合作部交流弁公室高級項目官員、程朝翔同外国語学院院長、金��同日本文化研究所所長らが列席。両大学関係者に加え、在中国日本国大使館の山田重夫公使らも見守る中、意向書がとり交わされた。

　この意向書は、北京大学における日本のマンガ・アニメ文化の十分な展示を確保するため、明治大学がマンガ図書資料を提供し、北京大学が閲覧室の提供とその日常的な運営を行うことに双方が合意したもの。今後は、必要に応じて具体的な事柄に関わる協議が推進される見通し。

　調印後、針谷副学長は「本学のマンガ図書館の北京大学閲覧室ができることを光栄に思う。この施設を通じて中国の人々に日本文化を知ってもらうとともに、両大学の関係をさらに強化したい」と語った。北京大学の呉副校長も「明治大学が本学に閲覧室を置くことを喜ばしく思う」とし、良質な作品を通じた文化・学術的な交流促進にも期待を寄せた。



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