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明治大学広報
第626号(2010年12月1日発行)
父母会特集
首都圏父母会 「就職懇談会」を開催
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 明治大学連合父母会の首都圏11地区父母会は10月23日、埼玉、千葉、東京、神奈川県地区の3年生の父母を対象に、首都圏父母会就職懇談会を駿河台キャンパスアカデミーコモンで開催した(写真)。

 この懇談会は、就職活動に関するリアルタイムで正確な情報を父母に提供することで親の不安を取り除き、親子がコミュニケーションを図るきっかけとなることを目的としたもの。父母会員の多くのボランティアによる協力のもと開催された。

 ますます厳しさを増す「就活状況」が報道され社会問題化する昨今、父母の不安感を反映し懇談会には1400人を超える参加があった。文系学部はアカデミーホール、理工・農学部は2階会議室と3会場に分かれて行われ、父母らは学生の就職活動の現状や採用状況についての説明に熱心に聞き入っていた。

 懇談会は平田章東京都西部地区父母会長の司会で進められ、小林伸久千葉県西部地区父母会長の開会あいさつに続き、大学から伊藤光就職キャリアセンター長・副学長(教務担当兼教務部長)があいさつに立ち、「『将来どう生きるか』を熟考した職業選択を指導し、社会で活躍できる人材を生み出したい。厳しい状況下ではあるが、全力で学生の就職活動を支援する」と力強く語った。

 続いて永代達三就職キャリア支援部長が就職概況、採用動向を説明。加えて保護者へのアドバイスとして、 (1)精神的支援(話を聞き「理解されている」という安心感を与える)、(2)経済的支援(交通費や企業研究の参考書籍購入など)、(3)人生の先輩として相談に乗る。しかし親の判断を押し付けない(悪例として「そんな会社知らない」「地元にしなさい」「親戚の○○さんはこの会社に入った」「営業はやめた方がいい」「説明会に一緒に行こうか」など)、学生の自主性を重んじた上での後方支援を求めた。

 続いてサントリーフーズ(株)人事部長の斎藤恒存氏(1980年政経卒)が民間企業の採用活動の実態について本音を交え講演。企業の求める人物像を「高き志を掲げ、その実現に向け最後まで粘り強く取り組むことができる人」としたほか、「就活は出会い。面接はキャッチボール。自分の言葉でシンプルに語り、『もっと話したい』と思わせることが大切」と就職活動の心構えを説いた。

 その後、就職事務部による3年生向け就職活動支援行事や「エントリー」「SPI」や「テストセンター」など親世代には馴染みのない選考手段について説明した。

 休憩をはさみ文系、理工学部、農学部に分かれてグループ別懇談会を開催。内定学生によるパネルディスカッションでは、内定に至るまでの対策や心境、親との関係など生の声が語られたほか、キャリア支援部の担当者、学部の就職担当教員を交え活発な質疑応答が行われた。

 懇談会に参加した父母からは、「親世代と比べ大きく変化していることがよくわかった」「子どもの本音を聞くことができてよかった」などの感想が聞かれた。



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