大学院法学研究科博士前期課程１年の秋山里奈さんが１１月１０日、アテネパラリンピック１００ｍ背泳ぎや、先のＩＰＣオランダ世界大会での世界新での銀メダル獲得などの活躍が認められ、樫山奨学財団の「３５周年記念特別賞」を受賞した。

　同財団は（株）オンワード樫山の創業者樫山純三氏（故人）が、未来ある優秀な大学生への奨学援助を目的として１９７７年に設立したもの。

　秋山さんが今回受賞した賞は、同財団３５周年を記念して企画されたもので、努力して頑張っている若者を表彰することで、未来ある大学生および大学院生の一人ひとりの前向きの努力への触発となることを期待して設けられた。

　表彰で同財団の亀岡エリ子理事長は、「秋山さんの努力と成果が、人々に勇気と感動を与えてくれた」とその功績を称え、点字をほどこした記念の盾と副賞の目録を贈呈した。

　秋山さんは、関係者や支えてくれた方々に謝辞を述べた上で、「今後も大学院での勉強とあわせ、水泳日本代表としてトレーニングに打ち込み、２０１２年ロンドンパラリンピックでの金メダル獲得を目指す」と力強く宣言し、会場から盛大な拍手で祝福された。



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