関東大学対抗戦Aグループ開幕4連勝中の体育会ラグビー部は11月、慶應大(3日・秩父宮)、帝京大(21日・同)と強豪との試合に臨み、ともに勝利。今季ここまでの戦績を6戦全勝とし、12年ぶりの優勝に王手をかけた。 今季の明治大学はNO・8杉本博昭主将(商4)を中心にチームがよくまとまり、フォワード、バックスとも攻守に集中したプレーが光る。 慶大戦では、前半終了間際のロスタイムにモールを押し込みFWでトライを奪うと、後半開始直後にも、ターンオーバーから杉本主将が切り込みトライを挙げるなど勢いに乗り、試合終盤で粘りをみせた慶大を振り切り20─17で勝利。対抗戦の同カードを7季ぶりに白星で飾った。 帝京大戦では、重量FWに定評がある帝京大の再三におよぶ猛攻を堅守で凌ぐと、一瞬のチャンスを的確に捉え勝利をつかんだ。WTB居迫雄大(法4)の2トライ、SO田村優(文4)のドロップゴールなどで得点を重ね20─14で勝利。昨年の公式戦、春の練習試合と喫し続けた苦杯の雪辱を果たした。 今後明治大学は、対抗戦最終となる伝統の明早戦の大一番に優勝を懸けて挑む。12月5日、国立競技場にて14時キックオフ。 吉田義人監督は、「プライドと誇りを持って臨みたい」と語り、明治大学ラグビー部の矜持を取り戻したいとしている。 体育会ラグビー部 明大スポーツWEB 前のページに戻る