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明治大学広報
第627号(2011年1月1日発行)
年頭所感
前へ、そして世界へ
学長 納谷廣美
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 謹んで初春のお慶びを申し上げます。

 旧年中は、皆さまのご理解とご協力を得て、一般選抜入試において「志願者数、日本一」になるなど、一段と「メイジ」の名が輝き、「前へ」躍進した年でありました。心より御礼を申し上げます。

 本年、明治大学は創立130周年を迎えます。基本コンセプトは「世界へ」です。これは、20年後の創立150周年にむけた歩みの基点となることも含んでいます。

 今、世界はパラダイムシフトの渦中にあります。第二次世界大戦後の米ソ冷戦構造(二極構造)の消滅、そして1989年のベルリンの壁崩壊後に出現した米国一極主義の構造も揺らぎ始め、世界秩序のフラット化が進行していますが、いまだ「先行き不透明」で、社会の基軸となるべきモデルを見出せない状況下にあります。

 このような国際社会にあって、大学を取り巻く環境も変化しております。今こそ、将来を見据えた視点に立脚して、新しいニーズに対応しつつ、自らの伝統(建学の精神)を保持し続けることが求められています。 私にとって今年は、学長職二期目の最終年度に入ります。この間、「外部評価に耐えうる大学」、「世界に開かれた大学」を標榜して、文部科学省の教育改革支援事業(GP)、世界的研究教育拠点形成支援事業(GCOE)、国際化拠点整備事業(G30)などに挑戦し、学内外から本学の大学改革につき高い評価を得られたと思います。

 これからの展望として本学が「世界に発信する大学」になることを目指し、教育研究の国際化・高度化を実現するべく、環境整備に努めたいと決意を新たにしています。

 本年4月開設の「先端数理科学研究科」をはじめとする既に計画が決定済みの新学部、新研究科、新専攻を遅滞なく実現したい。また、これらを支える駿河台・研究ラボタワー(仮称)、和泉・新図書館、生田・新教育棟(D館)などの竣工も滞ることのないようにしたい。そして、本学が今後とも持続可能な大学として生き残れるよう努めてまいりますので、引き続きご支援のほどお願い申し上げます。

 最後になりましたが、皆さまのご多幸とご健勝をお祈り申し上げます。  




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