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《卒業特集》 付属明治高校 男女そろって初の卒業式 女子生徒58人が卒業

式辞を述べる金子校長

付属明治高等学校の2010年度卒業証書授与式が3月10日、同校紫紺ホールで挙行された。2008年4月に調布校舎移転を機に共学化された同校では、このたび初の女子卒業生58人を含む282人が巣立った。卒業生の内、262人は明治大学へ、20人は他大への進学となる。

大学から長堀守弘理事長をはじめ大学役員・役職者らも参列した式では、在学生、保護者が見守る中、卒業生を代表して総代の池上兼人さんが金子光男校長から卒業証書を受け取った。

式辞で金子校長は、来年100周年となる同校ではじめて女子生徒を卒業させることにふれ、「社会のあらゆる領域にあって女性の活躍は目ざましい。大学の期待は大きい」とした上で「自から選びとった道に、立ちはだかるであろう困難、妨害を制圧し、それらを乗り越えるための知識、経験として生かすために、学問を積極的、主体的に学びとるのだ。血肉化させるのだ。これこそ、己が夢、願いを捨てるな、と私が君たちに対し、くり返しわが校長室で語ったことを成しとげる方途にほかならない」と卒業生を激励した。