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ズームアップ -meidai sports- <491> 明治のエースへ ウエイトリフティング部 三原 真吾



19回目の誕生日はちょっぴり悔しい日になったかもしれない。20歳以下の日本一を決める全日本ジュニア選手権に挑んだ三原真吾(政経2)。「誕生日だから優勝しかない」意気込み十分で臨んだ試合は自己記録をスナッチ2キロ、ジャーク1キロの計3キロを更新するも優勝には届かず2位。しかし、確実に成長を遂げるリフターは「明治のエース」への道を着実に歩んでいる。

飛躍の年となった昨シーズン。10月の全日本学生新人選手権優勝をはじめ、団体インカレにもメンバー入りし、7位入賞を果たした。「こんな記録が出るとは」大会を重ねるごとに自己記録を更新するなど、どこか自分でも信じられない、まさに夢心地のような1年だった。

年が明けて迎えた今大会。そんな三原にエースとしての風格が漂ってきた。今大会では試技前後で大きな雄叫びを上げるなど迫力も十分。本多達雄監督が「次回の学生選抜ではトータル300キロを超えてほしい」と期待を寄せれば、本人も「インカレまでに94キロ級で優勝」と高らかに宣言してみせた。

無邪気な笑顔が特徴の三原。まだまだあどけなさが残る彼だが、その実力は本物だ。次こそは表彰台の一番上で、最高の笑顔を見せてくれるに違いない。

(みはら・しんご 政経2 淡路高出 165センチ・93キロ)

文 平田健人(法3) 写真 竹田絵美(政経2)