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陽だまり広場に紅テント 震災お見舞い『ひやりん児』上演







明治大学は5月14・15日の両日、駿河台キャンパス陽だまり広場で、劇団唐組と水戸市芸術振興財団との共催による東日本大震災お見舞いとして、唐十郎氏(1962年文卒)の作・演出による『ひやりん児』を上演した。

この義援公演は多くの共感を呼んだ。陽だまり広場に突如あらわれた紅テントには、2日間で延べ400人余りが来場し、唐氏の世界に引き込まれ魅了された。初日公演のみ行われたインターネットによる映像配信(UStreamによるLive配信)にも約8000ものアクセスがあり、関心の高さをうかがわせた。

終演後は両日とも、唐氏とゲストによる「アフタートーク」があり、唐氏の世界が「荒廃した世界の中でも生きることや想像力の大切さを教え、震災後の困難な状況の中で明日を考えることの力になる」等と語られた。

興行収入を義援金に

大盛況だった義援公演を終えた唐十郎氏は5月25日、納谷廣美学長を駿河台キャンパスに訪ね、同公演の興行収入から12万円の義援金を、明治大学を通じて日本赤十字社に拠出される「明治大学東北関東大震災被災者救援義援金」へと手渡した。