Go Forward

インドネシアで大学会議 日本への留学フェアも同時開催

菊地准教授による模擬授業 日本・インドネシア大学会議で発言する勝国際連携本部長

明治大学国際連携本部長の勝悦子副学長(政治経済学部教授)ら関係者は5月16日、ジャカルタの政府教育省で開催された日本・インドネシア大学会議に出席した。日本からG30採択13大学を含む17大学と、インドネシア25大学が参加した。

冒頭、日本側から東日本大震災への支援に対し謝意を表明すると、インドネシア側からは2004年のスマトラ島沖地震の際に日本の救援隊が最初に到着したことが披露され、会場は温かな拍手に包まれた。会議では二国間交流について活発な意見交換がされ、特に英語による専門科目での学生交流と教員交流の必要性が指摘された。

インドネシアは人口2億3000万人を擁し、ASEAN(東南アジア10カ国)本部も置かれる経済成長著しい中心国である。本学はタイにアセアンセンター(仮称)を設置することを検討しており、今後ますますASEAN地域との教育交流が深まることが期待される。

留学フェア 明治大学ブースは大盛況

日本・インドネシア大学会議にあわせて、G30が主催する日本への留学フェアが開催された。5月14日(ジャカルタ・600人)、15日(バンドン・1100人)、17日(ジョグジャガルダ・1600人)と、福島原発事故の影響の心配を払拭する、多くのインドネシア学生が参加した。

菊地端夫准教授(経営学部)が行った模擬授業・明治大学の大学紹介では、立ち見が出るほどの盛況振りであった。

新興国では工学、農学、経営学、建築学、生命科学などへのニーズが高く、英語のみで学習できるコースの要望も多い。今後明治大学でも、入試を日本語能力だけでなく各国学力試験を活用するなどの、新たな制度設計や、この分野での英語コースの検討も望まれる。