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学部間共通総合講座 「東日本大震災に伴うボランティア実習」説明会を実施

説明会に多くの学生が訪れた

学部間共通総合講座「東日本大震災に伴うボランティア実習」の事前説明会が5月14日、生田キャンパス、和泉キャンパスでそれぞれ行われ、あわせて200名あまりの学生が参加した。

学部間共通総合講座は、学部設置のカリキュラムを基礎としながら、なお学部や文理の枠を越えた学際的授業により、学生の学問的視野を広げ、問題発見能力や判断力を養うこことを目的としている。

このボランティア実習では、ボランティア活動に一定期間参加し、報告会、レポート作成を経て単位が付与される。明治大学でボランティア実習の科目が開講されるのは初めて。実習は、原則として無理のない後方支援を予定している。当面はNPO法人等と協力して『浦安ボランティア活動拠点』を中心に活動する。

説明に先立ちあいさつに立ったコーディネータの伊藤光副学長(教務担当兼教務部長)は、「明治大学の力、皆さんの力を役立てたい」とした上で、「このボランティア実習を、自然と人間の関わりや、これからの社会のあり方について考えるきっかけにしてほしい」と学習成果が得られるよう期待を込めた。

水野勝之副教務部長(商学部教授)から、実習の具体的な説明がされ、続いて生田ボランティアセンター員から、ボランティアの基本的な意義と心構え、参加にあたっての装備等のレクチャーが行われた。

参加した学生からは、「ボランティアの意義が今回の説明会ではっきりした。国際開発論や途上国の支援などのゼミに入っているので、この実習を通して一人でも多くの人の役に立ち、自分の力にしたい」(農3)、「就職活動も一区切りし、時間的余裕もある。もともと地域貢献などにも興味があり、昨年も鯖江市活性化プロジェクトに参加した。この実習でも必要とされることを協力していきたい」(政経4)、「以前から力になりたいと考えていて、きっかけを探していた。授業との兼ね合いもあるが、自分ができる協力をしたい」(理工2)と熱い想いを語った。