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ラグビー部 震災復興支援の募金活動で社会貢献 北島忠治ラグビー祭2011開催

故北島忠治監督の想いと、今シーズンの決意を語る吉田監督 部員が子どもたちや小・中学生に、パスやタックル、スクラムなどラグビーの基本プレーを指導するラグビークリニック

明治大学体育会ラグビー部による「北島忠治ラグビー祭」が7月10日、八幡山グラウンドで開催された。

これはラグビー部の部員や監督・コーチ陣、スタッフらが、青少年へのラグビーの普及や地域貢献、ファンとの交流などとともに、故北島忠治監督への敬意を表すことを目的に行っているもの。当日は記録的な猛暑となったが、ラグビースクールの子どもたちやその保護者、ラグビー部OB、ファンら多数がグラウンドに詰めかけ、思い思いにイベントを楽しんだ。

開会セレモニーで吉田義人ラグビー部監督(1991年政経卒)は、東日本大震災へのお見舞いを述べた後、「ラグビーを愛する多くの人々を八幡山に受け入れたいという故北島忠治監督の想いを受け継ぎ、ラグビー祭という形でラグビーの楽しさを皆さんと分かちあいたい」とあいさつした。続けて吉田監督は春シーズンの成果を紹介し、「皆さんの応援の力が日本一に向けた原動力となる。CTB溝口裕哉主将(政経4)と大学選手権優勝を目指したい」と語るとともに、早朝練習など、日ごろの地域の理解と協力に感謝を表した。

昨年度から早稲田大のラグビー祭とで交互に開催をしている「新人明早戦」では、紫紺の新入生チームが、激しい暑さに勝るとも劣らない熱戦で、24対21で競り勝ち北島ラグビー祭に華を添えた。

プログラム終了後の懇親会では、ラグビー部による軽食が振る舞われ、グッズなどの抽選会を通じて交流が深められた。参加した小学3年生の男子は、「試合はすごく迫力があった。大きくなったら明治大学ラグビー部の選手になりたい」と感激。部員も「子どもたちとの触れ合いを毎年楽しみにしている。ラグビーの楽しさを体験してもらい、競技人口増加にも繋がれば」と白い歯をのぞかせた。

今回のラグビー祭では震災復興支援の募金活動も行われ、部を挙げての地域交流・社会貢献活動となった。