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夏期短期社会科学プログラム 「日本の法・政治・経済」を初開催

講師・明治大学の留学生・サポート学生らとの別れを惜しむフェアウェルパーティー

法学部、政治経済学部、国際連携本部は7月11日から22日まで、明治大学夏期短期社会科学プログラム「日本の法・政治・経済」を開催した。

明治大学初となる同プログラムは、外国人学生を対象に、日本の法・政治・経済を日本語で学ぶもの。国際化促進を目的とする「留学生交流支援制度(ショートステイ)」に採択されており、2週間の集中プログラムにアメリカとイギリスから3人が参加した。

講義やフィールドトリップには、明治大学の留学生、法学部、政治経済学部に所属するサポート学生らも参加し、明治大学生にとっても実り多いプログラムとなった。

講義は、「日本の中小企業」「司法行政」「教育システム」「財政状況」「震災後の日本」「裁判員制度」「雇用システム」「臓器移植問題」など多岐にわたるテーマが設定され、日本の法・政治・経済を初めて学ぶ外国人学生が興味をもち、理解が容易なように工夫が凝らされた。

フィールドトリップは、「江戸東京博物館」「国会」「ローファーム」「裁判所」「刑務所」を見学。受講生らには、講義で取り上げられた組織や場所を肌で感じ、自国の状況と比べる貴重な機会となったようで、活発な議論、意見が交わされていた。

プログラム最終日に修了証が授与されると受講生は、「別々の国から来た学生たちと議論することで、同じ問題に対する違う発想を知ることができ視野が広がった」「日本の社会システムに関する理解が深まった」と口々に語り、日本への関心の高まりと、短いながらも充実した時間だったことを感じさせた。