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九月卒業式を挙行 221人の門出祝す

納谷学長、長堀理事長をはじめ大学役員・役職者らも参列し221人の卒業を祝す

2011年度明治大学九月卒業式が9月19日、駿河台キャンパス・リバティホールで挙行され、221人(学部188人、大学院33人)が卒業した。

式典は、学部と大学院合同で行われ、納谷美学長から卒業生代表の政治経済学部・松川辰男(まつかわ・たつお)さん、大学院理工学研究科博士後期課程・猪俣克也(いのまた・かつや)さんに学位記が授与された。

告辞の中で納谷学長は、卒業生に“温故知新”の言葉を贈った。創立130周年を迎えた本学の創立時から現在までの時代の変遷に触れながら、「現代は新た な価値観や社会制度が求められている」とした上で、「過去を変えることはできないが、自らの思い(志)にむけた不断の行動、それによって自らの将来を創成 させることはできる。東日本大震災により突きつけられた現実から、その芯となるところを学び、それを教訓に、新しい時代を拓く戦士になってほしい」と激励 した。

続いて祝辞に立った長堀守弘理事長は、「人間の成長には終わりはない。校歌にあるように“高い理想”の道を歩んでほしい」と語り、「これからいくつもの 困難な課題にぶつかる。高い普遍性を持って、明治大学で培った個性を強みに、真正面から社会と向かい合ってもらいたい」と未来を担う若者に期待を込めた。

最後は、参列者全員で校歌を斉唱し、九月卒業式は閉式した。

今回、理工学部応用化学科では、学科独自の「3・5年卒業」制度を利用して3人が卒業した。この早期卒業制度は、同学科から明治大学大学院理工学研究科 応用化学専攻への進学希望者を対象とする。また、専門職大学院ガバナンス研究科では、公共政策職務従事者を対象とした9月入学制度を実施しており、17人 が卒業した。