Go Forward

明治大学・成田社会人大学 修了式

称号証を一人ひとりに手渡す納谷学長

明治大学と成田市(千葉県)は12月17日、2011年度「明治大学・成田社会人大学」の修了式を成田市国際文化会館大ホールで執り行い、210人に修了証書が授与された。

成田社会人大学は、1997年に成田市からの「市民の自由時間の増大や生活水準の向上等に伴う生涯を通じた学習意欲の高まりに応えるため、市民がより専門的な学問を学ぶ場を提供し、国際化時代に対応できる人材を育成したい」との「市民カレッジ」開講の要望を受け開設したもの。設立当時は、地方自治体と大学が直接提携する希少な社会人教育の新たな試みとして注目された。設立当初は、「国際社会課程」「地域社会課程」の2課程でスタート、1999年から「緑地環境課程」を加えた3課程で、毎年5月から11月まで、各課程共10講座(他に合同フィールドワーク1講座)を設け、ひとつのテーマを深く学ぶカリキュラムとなっている。

また、2002年からは受講者が学習を継続していく上での楽しみの一つとして、学習の深度による法律に差し支えのない生涯学習分野の講座ならではの称号、(1)『修学士』(一定の学問を修める、の意味)、(2)『教学士』(教と学は互いに助長する、教えるのはまだ学ぶの半ばである、の意味)、(3)『弘学士』(さらなる向学心を持って学問をひろめる、の意味)を用意し、授与している。

今回の修了者は、「国際社会課程」102人(受講123人)、「地域社会課程」69人(受講82人)、「緑地環境課程」39人(受講49人)。修了者は210人(受講254人)だった。また、一定の学習成果を認められた者として、『修学士』25人、『教学士』7人、『弘学士』7人に称号が授与された。

「成田社会人大学」開講15周年を記念して

「成田社会人大学」開講15周年を祝賀する福宮副学長

修了式終了後、昼食休憩をはさんでから、「明治大学成田社会人大学」開講15周年・明治大学創立130周年の双方を記念して式典が華やかに挙行され、1100人超が参加した。

式典では、明治大学から成田市への明治大学創立130周年功労賞の表彰が行われ、社会連携機構長の福宮賢一・副学長(商学部教授)から成田社会人大学の名誉学長を務める小泉一成・成田市長へ感謝状および記念品が贈呈された。
 
関係者の祝辞に続き、理工学部の北野大教授による記念公開講座「安全・安心とリスクコミュニケーション」が行われた。休憩をはさみ、マンドリンOB倶楽部による演奏が行われ、最後は関係者、受講生が一体となって明治大学校歌を高らかに斉唱して閉会した。