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大船渡にクリスマスツリー設置

3000の電飾が、犠牲者を鎮魂し、被災地に夢と希望の光を与えることを 大船渡高等学校女子生徒の讃美歌に続き、明治大学校友会大船渡支部長の菅野佑三氏が点灯スイッチを押した 多くのボランティア、阪井ゼミの学生らがツリーを設置

明治大学は2011年12月5日、岩手県大船渡市の津波被災地域にクリスマスツリーを設置した。これは、被災地の一日も早い復興と被災された方々の平常な生活を願い、明大生らが大船渡市で復興支援活動を行う拠点として昨年11月3日にオープンした「つむぎルーム」【本紙、第637号既報】からほど近い大船渡駅前の被災地跡に、高さ9メートルのツリーを提供したもの。例年、明大の地域連携先の群馬県嬬恋村のモミの木を使ったツリーを駿河台キャンパス・リバティタワー内に設置していたが、明大ではなく被災地への支援として贈った。

初日夕方の点灯式では、はじめに震災で犠牲になった人たちの鎮魂と被災地の復興を祈って黙とうを捧げた。続いて、法学部の阪井和男教授がツリーを設置した背景や学生たちの支援活動を報告。大船渡市長(副市長代読)はあいさつで、明大の厚意と、つむぎプロジェクトの活動に謝辞を述べた。

次いで、名古屋福音宣教協会から駆けつけた李鍾禹(イザヤ)牧師が、「モミの木はクリスマスツリーのシンボルであり、イエスが与える永遠の命である。命があれば希望が生まれる」と東北の復興を祈念するメッセージを贈った。

クリスマスツリーは同12月25日まで、毎日16時から24時の間、復興のシンボルとして夜空を照らした。