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多摩区・3大学連携協議会 3大学連携フェア~明日のこどもたちのために~

同日開催の「たま 学びのフェア2012」には明治大学交響楽団も登場 (多摩区役所1階特設ステージ) 体験型ブースのパネル展示 成果を発表する本所講師

明治大学は3月17日、「3大学連携フェア~明日のこどもたちのために~」を多摩市民館(川崎市多摩区)で行った。 これは、「多摩区・3大学連携協議会」(専修大・明治大学・日本女子大)の活動の一環として、地域課題の解決に向けた取り組みについて、地域への還元を目的に体験型のブースやミニ講演会などを通して成果発表を行うもの。

明治大学からは、農学部の本所靖博専任講師が登戸小学校と登戸東通り商店会と明大生で取り組む地域連携活動「弁当の日」について紹介した。

「弁当の日」は、小学生が弁当のレシピ作りから買い物、調理、片づけを自分たちの力だけで行うことにより、親子の精神的な自立を促すことを目的に2001年に香川県の小学校から始まった取り組みで、現在では全国834校まで広がっている。

本所ゼミでは、農学部の学生らしく継続可能な地域連携活動をテーマとして小学6年生を対象に、2010年からこの取り組みを支援している。本所講師は、「子供たちの食や調理に関する知識の向上と、地域との連携が成果。大学生が地域で活動すると面白い化学反応が起こる」と今後の活動にも意欲的だ。

協議会の座長を務める池田健児多摩区役所副区長は、各校の取り組みの総括として「小学生と大学生が交流し、お互いに刺激を受けることは素晴らしい。それぞれの大学の個性と、多摩区の恵まれた資源を生かした取り組みへ」とさらなる発展に期待を寄せた。