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厳しい寒さの冬が終わり桜の春を迎える。春は別れと出会いの季節である。3月26日は7669人の卒業生を送り出し、新たに、3年連続志願者日本一の勲章もついた約7000人の新入生を迎える。昨年は東日本大震災があり卒業式・入学式を行うことができず、つらい春であった。震災の傷は全く癒えていないが、桜の武道館でフレッシュマンを迎えることができそうである。大学人としては有り難くまたうれしいことである。

永年本学でご尽力いただいた39人の教職員が定年で大学を後にした。また、今春は本学役員等の4年に一度の交代期である。本学のリーダーとして財政の健全化等、着実な大学経営を実践された長堀守弘理事長、そして8年間大きな教学改革に取り組まれた納谷美学長が退任された。本学の大きな飛躍をもたらした理事長・学長に深甚からの謝意を表したい。

代わって日髙憲三前経営企画担当理事が理事長に、福宮賢一前商学部長が学長に就任した。向こう4年間の明治大学の命運を託す新理事会には、創立150周年の2031年に明治大学がトップ・ユニバーシティとなるべく、長期ビジョンにそった着実な歩みを期待したい。