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創立130周年記念事業 和泉図書館が完成



学校法人明治大学は、和泉図書館の竣工式を3月31日に和泉キャンパスで執り行った。竣工式には、長堀守弘理事長、納谷廣美学長はじめ大学役員・役職者、自治体関係者ら多数が出席した。(役職は当時)

神事に続いて催された同図書館見学会では、洗練されたさまざまな最新設備を大学関係者らが見学。「人と人・人と情報を結ぶ“架け橋(リエゾン)”」を基本コンセプトに、開放的な空間の中に多彩な機能をもつ図書館に、学生の学習・教育・交流空間が積極的に創出され和泉キャンパスでの教育・研究・社会貢献活動のさらなる隆盛に強い期待を寄せた。

続いて竣工披露宴が和泉食堂館「和泉の杜」で行われ、長堀理事長、納谷学長が無事の竣工を祝してそれぞれあいさつに立った。

長堀理事長は、「待望の図書館が完成して感無量である。周知のように本学は2011年に創立130周年を迎えたが、来る150周年に向けて学生へ大きな満足を提供できる施設が竣工した」と喜びをあらわに語った。

納谷学長は、「大学とは学問をし、友人と自分たちの人生を語る場所である、今後この図書館がそうした場所となることは間違いなく、いつかノーベル賞を取るような人材が50年以内に育つことを期待し、夢を抱きながら今後の楽しみにしたい」と同図書館が和泉キャンパスの新たな中心となるべきことを期待した。

竣工披露宴では、長堀理事長から設計管理者・施工者への感謝状贈呈も行われ、東日本大震災の影響を乗り越え、晴れの竣工を迎えたことを祝賀した。

和泉新図書館は、創立130周年記念施設整備計画の一環として建て替えが決定し、既存建築物解体を経て、2011年1月に着工した。延床面積約8900㎡、地上7層4階建ての鉄筋コンクリート造(一部鉄骨造)で、太陽光発電や屋上緑化、空調消費エネルギー低減の水平ルーバー、LED照明など環境にも配慮している。館内の総座席数は約1200席で、開放的な明るい空間に約33万冊の蔵書と充実の機能を備え、文字通り和泉キャンパスの“知の宝庫”である。

また、正門と守衛所、和泉第一校舎に至る広場も建て替え再整備が完了しており、和泉キャンパスは本学教養教育の拠点として生まれ変わった新しい顔を見せている。新図書館の運用開始は本日、5月1日から。

和泉図書館

開館時間
平日…午前8時30分~午後10時
土曜…午前8時30分~午後7時
日・祝…午前10時~午後5時
TEL 03-5300-1186



  • まるで“本の森”!
    約33万冊の蔵書を収めた書棚が並ぶ様は、“本の森”のよう。棚には約4度の傾斜がついており、地震が発生してもすぐには本が落ちない耐震構造になっている。





  • タッチパネルでらくらく操作
    館内ガイドの参照は壁面タッチパネルを操作して行う。1階の新聞コーナーでは、大きなタッチパネル式の画面で新聞を読むことができる。



  • 多用途に応えるホール
    約120席あり、講演会や図書館に関する授業、DVD上映会などが開催される予定。地域社会、国際社会との懸け橋を目指している。





  • 居心地のよい空間
    長時間滞在しても快適な、ホテルのラウンジのような館内。閲覧席は開放感を保ちながら、プライベートが守られるスペースになっている。また、1階から4階と、階数が上がるごとに家具や書棚の色が濃く、静けさも増して雰囲気が重厚になる。





  • コミュニケーションエリア
    友達と話し合いながら勉強できるエリアや、ゼミ発表の練習に活用できる閲覧室もある。キャンパス風景を眺めながら、話に花を咲かせてもいい。





  • 圧巻の積層集密書庫
    2階から4階まで縦長につながった積層集密書庫。窓際の書庫には、アート本などが並べられており、吹き抜けのソファから眺めていても楽しい。

『知の宝庫』和泉図書館はじまる



4月27日、オープニングセレモニーでテープカットが行われた。

左から、三木一郎学務担当常勤理事、福宮賢一学長、日髙憲三理事長、西野一夫日本図書館協会常務理事、金子邦彦図書館長

わくわくするイベント提案募集

入ってみたくなる図書館。人と人・人と情報、そして本学と地域社会・国際社会との架け橋に。新図書館の基本コンセプトを実現させるため、1Fホール、ギャラリー、2Fコミュニケーションラウンジ等のコミュニケーションエリアでの各種イベント企画のアイデアを募集します。

期間
5月31日まで

提出先
mw-ref@lib.meiji.ac.jp
※メール受付のみ。「新図書館イベント案」と明記

お問い合わせ先

和泉図書館事務室

TEL 03-5300-1184