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大船渡市と震災復興に関する協定を締結

関係者が見守る中、協定が締結された

明治大学と岩手県大船渡市は4月23日、東日本大震災に関わる諸課題の解決や施策の実施について協働するため、「岩手県大船渡市と明治大学との震災復興に関する協定書」を締結した。震災復興を目的とした自治体との協定は、福島県新地町に続き2件目となった。

大船渡市役所内で行われた調印式には、福宮賢一学長、針谷敏夫理事(震災復興支援センター長)、水野勝之商学部教授(震災復興支援センター副センター長)、中林一樹大学院政治経済学研究科特任教授(東北再生支援プラットフォーム代表)らが出席、大船渡市側は、戸田公明市長、金野周明副市長、角田陽介副市長らが出席。また関係者として、佐藤寧大船渡市議会議員、鈴木義博校友会大船渡支部幹事長、金野健校友会大船渡支部事務局長が同席し調印を見守った。

調印後のあいさつに立った戸田市長は「市民を代表して心から敬意と感謝を表したい。明治大学との連携・交流を推進しながら、市民一丸となって一日も早い復興に向けて鋭意取り組んでいきたい」と語ると、福宮学長は「明治大学として光栄。本学の持つ知識・マンパワーをあげて復興に協力する。協定締結を契機に、糸を紡ぐように絆をさらに太くしていきたい」と応えた。

大船渡市では、本学からも多くの関係者が支援や調査のために現地を訪れ活動を行っている。明治大学震災復興支援センターでは、株式会社NTTPCコミュニケーションズとの協力のもと、「東北再生支援プラットフォーム『つむぎルーム』」を設置し、現地の中学生などへの学習支援や、クリスマスツリーの設置をするなどの活動を行っており、その積み重ねの結果、協定締結に至った。

今後は、引き続き学習支援活動を継続するとともに、震災復興支援センター(東北再生支援プラットフォーム)が実施したアンケートに基づく支援提案や、ウェブでの情報発信などを予定している。