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大学院総合オリエンテーション

大学院生を激励する小笠原大学院長

新年度が本格的にスタートした4月2日、小笠原英司大学院長(=経営学部教授)は、駿河台キャンパスリバティホールで大学院総合オリエンテーションが開催された。

冒頭あいさつに立った小笠原大学院長は、新大学院生に向け「前期課程の2年間はアッという間、このオリエンテーションが終了したらただちに研究をスタートしてください」と激励。続けて、「研究には社会的な大きな責任がある。その行為と成果は公共に寄与するものでなければならない」とした上で、研究者としての3条件に、(1)勉強(研究)が好きであること、(2)センスが良いこと、(3)優秀であることをあげ、「人類の発展と世界平和のために、研究上の議論、批判し合うことを恐れてはいけない」と厳しい研究生活の心構えを説くとともに自覚を促した。

教員向け、教育懇談会

研究型大学の総合力を

大学院は4月21日、駿河台キャンパス・リバティタワー13階で「大学院教育懇談会」を開催、約80人の大学院役職者、兼任講師らが参加した。

大学院各研究科では2010年度から兼任講師が所属。この懇談会は、大学院役職者と兼任講師が一堂に会し、大学院の教育理念・人材養成の目的などを再確認するとともに、FD活動、ハラスメント問題等をはじめ、情報交換、情報の共有化を図ることを目的とするもので3回目の実施となる。

冒頭あいさつに立った小笠原大学院長は、「今春から開設された国際日本学研究科を加え11研究科と我が国でも大規模な大学院となった。研究型大学としての基盤も整いつつある、いよいよ総合力を発揮する段階だ」と意気込みを語った。

続いて「学生相談にみる大学院生のメンタルヘルス」と題し、本学学生相談室特別嘱託相談員で臨床心理士の松岡努駒澤女子大学准教授より、事例報告とともに大学院生の相談件数が増加傾向であるデータが示されながら、専門的見地からのアドバイスがされた。

松岡氏の報告を受け、「大学院における学生指導のあり方」として、千田亮吉大学院教務主任(商学研究科)、小野治大学院教務主任(理工学研究科)が、人文社会科学系、自然科学系それぞれの研究領域での現状、課題等を報告した。

会場を23階岸本辰雄ホールに移しての懇親会では、大学院の教育・研究のあり方、研究テーマなどについて活発な情報交換がされた。