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ズームアップ〈第504回〉1年越しの活躍 空手部 金澤 亜門



昨年の大物ルーキー、金澤亜門(法2)が1年越しの活躍を見せた。東京六大学空手道大会、組手男子個人の部決勝にて栗田秀哉(政経2)と対戦。明治大学対決を制し優勝を果たす。

決勝戦は互いに手を出すことなく試合が終わり、判定も引き分け。延長にまでもつれ込むも、互いにポイントを取ることはできなかった。勝敗は判定に委ねられ金澤の勝利が決まる。「お互い手を知り尽くしているからこそうかつに前に出られなかった。あそこで前に出られなかったのが今回の反省です」と悔しげに語った。

昨年の春、期待のルーキーとして明治大学空手部の門をたたいた金澤。しかし、期待どおりの結果を残せない。一方、同期の栗田は着々と結果を残しレギュラー入りを果たす。明暗が分かれた1年目。金澤の今年に懸ける強い思いが今回の優勝に繋がった。

遅咲きのエース金澤が今シーズンの明治大学空手部を引っ張る。

(かなざわ・あもん 法2 拓大紅陵高 171cm・70kg)

文・写真 谷口剣太(情コミ2)