２０１１年度私大経常費補助金　明治大学への交付額は約４１億円

日本私立学校振興・共済事業団は、２０１１年度の私立大学等に対する「私立大学等経常費補助金」の交付状況を発表し、明治大学への交付額は前年度比２億５４８１万９０００円増の４１億３３４０万４０００円となった。

私立大学等経常費補助金は、（１）私立大学等（大学・短期大学・高等専門学校）の教育研究条件の維持向上、（２）学生の修学上の経済的負担の軽減（３）学校法人の経営の健全性向上に資するため、私立大学等の教育・研究に係る経常的経費に対して交付されるものである。

この経常費補助金は、各私立大学等における教職員数や学生数等の状況に応じて傾斜配分される「一般補助」と、教育研究に関する特色ある取組に応じて配分される「特別補助」がある。

２０１１年度の経常費補助金の交付総額は、３３９３億８１１２万円（前年度比１７１億９９１２万円増）であり、このうち一般補助は２８１１億６９００万円、特別補助は５８２億１２１２万円であった。

交付を受けた私立大学５６０校（前年度５４９校）には、３１１５億２７０５万４０００円（前年度比約１４６億５１６万２０００円増）が交付されている。交付額を大学１校当たりに換算すると５億６６２９万８０００円（前年度比約２５４５万７０００円増）で、学生１人当たり１６万７０００円（前年度比５０００円増）となる。

明治大学への交付額４１億３３４０万４０００円のうち、一般補助は２９億３９４１万１０００円（前年度比約９億２５４７万４０００円増）、特別補助が１１億９３９９万３０００円（前年度比６億７０６５万５０００円減）であった。

経常費補助金という国からの財政支援を受けている大学は、社会からの要請に応えることができる個性的で特色ある教育・研究体制を構築していかなければならい。明治大学においても、「国際化」の推進と、「研究力」の発信による地域・社会との連携等を中心に、更なる大学改革に取り組み、その結果として補助金獲得を最大化できるよう積極的な推進を図っていく。

（経営企画部企画課）