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タイ国立シーナカリンウィロート大学 短期留学生受け入れプログラム

短期留学生を代表して、修了式で答辞を述べるヴィチュターさん プログラムの修了証を受け取り、晴れやかな表情で記念撮影

本学とタイ国立シーナカリンウィロート大学との大学間協定に基づく、政治経済学部の短期留学生受け入れプログラムが4月16日~5月11日の日程で実施された。第2回目となる今回は、シーナカリン大の3学部・1研究科から計34人の学生が来日。講義や施設見学、学生間交流など、中身の濃い1カ月間を過ごした。

短期留学生たちは英語での特別講義(11コマ)を受講したほか、短期留学生たちの生活をバックアップする政経学部の「サポーター学生」とともに、国会議事堂や東京証券取引所、NTTドコモ、JALなどを施設見学し、日本の政治・経済の第一線に触れた。さらに、山中セミナーハウスでサポーター学生たちと両国の政治・経済・文化に関するディスカッションを行うなど、大いに互いの交流を深めた。

最終日の5月11日に行われたプログラム修了式には、駐日タイ王国大使館のシントン・ラーピセートパン次席公使らも列席。短期留学生たちは晴れやかな表情で、大六野耕作学部長から一人ひとり修了証を受け取った。

修了式後には、外務省や短期留学生の訪問先企業から来賓を迎えた「お別れパーティー」を開催し、福宮賢一学長や飯田和人教務理事ら学内関係者も出席。プログラムの成功を祝うとともに、両大学のさらなる発展を祈念した。

9月より、本学とシーナカリン大との第1期交換留学生として政経学部に留学予定のヴィチュター・セーンヴォンギットさん(社会科学部3年)は「今回の短期留学は、長期留学前のよい準備になった。9月からの長期留学では、日本人の勤勉さや礼儀正しさといった国民性や日本の経済構造について学んで、将来のキャリアのために役立てたい」と期待に胸を膨らませていた。

日本のアニメを見て日本に興味を持ち、日本語を4年間勉強しているというタンヤワット・ライさん(人文科学部1年)は「日本とアジアとの国際関係を学ぶ講義がとても興味深かった。日本語能力をもっと上げて、タイと日本を結ぶ仕事に就きたい」と目を輝かせていた。

シーナカリンウィロート大学

タイの首都バンコクの都心にメインキャンパスを置く国立大学。大学名はブミポン国王の王太后にちなんだ由緒を持つ。本学とは、2010年11月に大学間協力協定を締結。