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明中高「第1回英語スピーチ・コンテスト」を開催

最優秀賞に輝いた神馬さん

明治大学付属明治中学校・高等学校(校長=金子光男政治経済学部教授)は6月12日、調布キャンパス鵜澤総明ホールで、「第1回英語スピーチ・コンテスト」を開催した。

このコンテストは、明中高が2012年3月に100周年を迎え「世界へ-世界に飛び出し『己』を知ろう-」をキーコンセプトに「鵜澤聡明教育振興・奨学金プログラム」が創設されたことを記念するもの。

金子校長の式辞で開会したコンテストは、田中徹太郎教頭が司会を務め、審査は、国際日本学部の廣森友人准教授、同学部のオマール・カーリン特任講師、政治経済学部のフィリップ・ジトウィッツ教授が務めた。全て英語で行われたコンテストの審査は、合計50点満点で、1学年につき3ポイントのハンディが付けられた。出場は中学1年~高校Ⅱ年の10人で、既に第3審査まで勝ち上った強者たちだ。

制限時間約3分間の接戦が繰り広げられた結果、最優秀賞には神馬春香さん(高校Ⅱ年)「Get Along with the Global Society」が輝いた。内容は、SNSが繋げるグローバルな人間の輪を自らの短期イギリス留学の経験をもとに発表したもので、英語力・内容・印象が総合的に評価された。

神馬さんは喜びを、「将来の夢は英語を使って衣類を取引すること。商学部のファッションビジネスにも関心がある」と目を輝かせた。そのほか上位入賞者は、岸本さん、笠井さん、伊藤さん、柳父さんの4人だった。

今回のコンテストの上位入賞者には、夏季海外交流体験プログラム(開催地予定:ニュージーランド・オーストラリア)の参加費全額が奨学金として授与された。それ以外の5人には努力賞として半額相当の奨学金が授与された。

審査を務めた3人の教員は「これからの日本の明るい未来を作ってください」(廣森)、「この世代は英語がとても重要、どんどんチャレンジを」(オマール)、「自信と情熱をもって前に進め」(フィリップ)と激励した。

来年2月の「春休み海外交流体験プログラム」に向け、第2回英語スピーチ・コンテストが予定されており、生徒たちが世界に飛び出す好機となっている。

鵜澤聡明教育振興・奨学金プログラム

初代校長である鵜澤聡明先生は、明治・大正・昭和の三代にわたって法曹界・政界・学界で活躍した法学博士であり、1946年より極東国際軍事裁判の日本側弁護団長を務め、教育界においては「天下の明治」の気概をもって、徹底した少数英才教育を貫いた。その精神を引き継ぎ「鵜澤聡明教育振興・奨学金プログラム」は、新たな100年を見据えた教育振興・奨学金プログラムであり100周年記念事業募金による寄付金(積立金)を原資とする奨学金の活用によるものである。最大のねらいとして海外留学・体験学習・受け入れ留学生との交流等を通じてグローバル社会におけるリーダーを育成すること。

コンテスト参加者一覧

発表順 学年 出場者名 タイトル
1 中学3年 勝又大智 Let's Use Japanese Trees! 
2 高校2年 神馬春香 Get Along with the Global Society
3 高校1年 岸本明香里 True Consideration
4 高校2年 笠井里沙 Be Curious
5 中学2年 伊東さやか If you Have Nothing…Share Your Vigor! 
6 高校1年 福田響子 Importance of Face to Face Communication
7 高校1年 柳父はるひ Do You Have Hope for the Future? 
8 高校1年 府川華菜 The Pets Which Can't Go Home 
9 高校1年 井上龍一 The Japanese Self Defense Force
10 高校2年 藤橋亜寿美 The Future of Kanji