長期ビジョンと職員の意識改革の推進
総務担当常勤理事 松本 隆栄
昨年、本学は創立130周年を迎え、盛大に記念式典が挙行されたことは、記憶に新しい。今後は、創立150周年を見据えつつ10年後、20年度の本学の将来を考える必要があるといえよう。
2012年1月に「学校法人明治大学長期ビジョン」が発表された。同長期ビジョン全体イメージによると、建学の精神「権利自由」・「独立自治」を基本理念(明治大学のミッション)として、10年後の明治大学のあるべき姿として、将来に向けた大きな方向性、到達すべき目標をトップスクールとしている。キーワードは「世界へ」—国際人の育成と交流のための拠点、世界で活躍する強く輝く「個」を育てる教育研究の実現—である。 ビジョンの実現にむけたテーマは以下の5項目だ。
これらの中で当職が担当するものは、「防災」「キャンパス整備」「ガバナンスと運営システム」「事務機構・組織(法人と教学連携、スピード化)」である。
「防災」については、昨年3月の東日本大震災により防災意識の高まりと共に、全般的な危機管理体制の見直しを行っている。
「キャンパス整備」は、スポーツパークや猿楽町地区整備計画等を推進しつつ、建築後50年を経過して老朽化する建物の建築計画を検討する。
「ガバナンスと運営システム」および「事務機構・組織(法人と教学連携、スピード化)」については不断の見直しを行う決意だ。
特に、職員のグローバル人材育成研修を積極的に計画する。具体的には、2016年度にTOEICスコア800点以上の事務職員が20%以上になることを目標に、語学力スタンダード到達に向けた取り組みや、若年層の職員を対象とした海外派遣等を推進したい。
先日、今年度採用された新入職員研修(フォロー研修)の資料を読む機会があった。その中に「無駄な経費の使い過ぎ」「各部署間の連携が不足している」等の意見があった。新入職員のこのような意見も真摯に受け止める必要があるだろう。
本学は、10年後、20年後の150年を見据えてスタートを切った。しかしながら、内外の情勢はますます流動化し、厳しい状況になると予測される。如何なる状況にも対応し長期ビジョンを実現させるためには、「個々」の職員のより一層の意識改革の推進が必要であることは明白なのだ。
昨年、本学は創立130周年を迎え、盛大に記念式典が挙行されたことは、記憶に新しい。今後は、創立150周年を見据えつつ10年後、20年度の本学の将来を考える必要があるといえよう。
2012年1月に「学校法人明治大学長期ビジョン」が発表された。同長期ビジョン全体イメージによると、建学の精神「権利自由」・「独立自治」を基本理念(明治大学のミッション)として、10年後の明治大学のあるべき姿として、将来に向けた大きな方向性、到達すべき目標をトップスクールとしている。キーワードは「世界へ」—国際人の育成と交流のための拠点、世界で活躍する強く輝く「個」を育てる教育研究の実現—である。 ビジョンの実現にむけたテーマは以下の5項目だ。
- 「個」を強め、社会と世界をリードする人材育成の拠点
- 知の創造と開かれた学問拠点
- 世界を結ぶヒューマンネットワークの拠点
- 学術・文化を世界に発信する拠点
- 将来に向けた永続的な発展
これらの中で当職が担当するものは、「防災」「キャンパス整備」「ガバナンスと運営システム」「事務機構・組織(法人と教学連携、スピード化)」である。
「防災」については、昨年3月の東日本大震災により防災意識の高まりと共に、全般的な危機管理体制の見直しを行っている。
「キャンパス整備」は、スポーツパークや猿楽町地区整備計画等を推進しつつ、建築後50年を経過して老朽化する建物の建築計画を検討する。
「ガバナンスと運営システム」および「事務機構・組織(法人と教学連携、スピード化)」については不断の見直しを行う決意だ。
特に、職員のグローバル人材育成研修を積極的に計画する。具体的には、2016年度にTOEICスコア800点以上の事務職員が20%以上になることを目標に、語学力スタンダード到達に向けた取り組みや、若年層の職員を対象とした海外派遣等を推進したい。
先日、今年度採用された新入職員研修(フォロー研修)の資料を読む機会があった。その中に「無駄な経費の使い過ぎ」「各部署間の連携が不足している」等の意見があった。新入職員のこのような意見も真摯に受け止める必要があるだろう。
本学は、10年後、20年後の150年を見据えてスタートを切った。しかしながら、内外の情勢はますます流動化し、厳しい状況になると予測される。如何なる状況にも対応し長期ビジョンを実現させるためには、「個々」の職員のより一層の意識改革の推進が必要であることは明白なのだ。