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北島忠治ラグビー祭2012開催

感謝。そして今シーズンにかける熱い思いを語る吉田監督

子どもたちの歓声が八幡山にこだましたラグビークリニック

体育会ラグビー部による『北島忠治ラグビー祭』が7月8日、八幡山グラウンドで開催された。開会時には朝まで降っていた雨も上がり、ラグビースクールの子どもたちやその保護者、ラグビー部OB、ファンら多数がグラウンドに詰めかけ、思い思いにイベントを楽しんだ。

このラグビー祭は、故北島忠治監督の強い意志を受け継ぎ、敬意を表し開催されているもので、地域やファンとの交流、ラグビー普及の恒例行事としても親しまれている。

ラグビー祭の開会にあたり、就任4年目となる吉田義人監督(1991年政経卒)があいさつに立ち、早朝練習などに対する、日頃の地域の方々の理解と協力に謝辞を述べた。続けて、今年から始まった関東大学春季大会での敗戦(対東海大)に触れ、「このままではいけないという思いから、チームに血が通い始めた」とチーム状況、選手たちの意識変化に手ごたえを感じつつ、「(同大会3位だった明治大学は、)1位の帝京大、2位の早大の背中を追いかけ、シーズン最後には15年ぶりの雄叫びを国立競技場で上げる」と力強く優勝を誓った。

主将のFL竹内健人(経営学部4年)が、「試合では明治らしく『前へ』出る」と伝統のプレースタイルで戦うことを宣言すると、スタンドは大きな拍手で期待を表した。

園児から中学生までを対象としたラグビークリニックでは、パスやタックル、スクラムなどの基本プレーを現役部員らが指導した。

関東大学対抗戦の初戦(9月16日)の対戦校でもある立大を迎えての交流試合では、終始ゲームを支配し、明治大学が36対10で勝利した。

グラウンドに併設される同部合宿所脇の駐車場で行われた懇親会では、部員が焼きそばや、かき氷を振る舞うとともに、明治大学ラグビー部のグッズ販売や抽選会を行った。ラグビークリニックにも参加した小学生らは「大学生は、大きくて最初は怖かったけど、話すと優しくて格好良かった」と目を輝かせながら感想を語り、怖い存在から、憧れの存在となった選手たちとの交流を思う存分に楽しんでいた。