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支援したい 明治の絆 藤方 英和 (1979年法学部卒)

平成23年の東日本大震災から、早くも1年6カ月、改めて哀悼の意を表し、復興を共に支援したいと思います。

私は、幸いにも子供の頃から自然と明治大学に憧れを抱いて育ちました。父母の影響のお陰と感謝しています。想えば、子供の頃、父の傍で幾度となく「明治」を見聞しました。明大出身の弁護士の厚い人望、夜間部の勤労学生の真摯な姿等々に触れて、将来は明大に行くぞと夢が膨らみました。

念願の明大生になれたのは昭和50年。夢叶うもその直後に父が倒れ、若輩で非力な私では生計が立たず、中退も考えました。卒業できたのは多くの方の物心両面の支援のお陰でした。父の友人で私の恩師である先生からは「中退はならん」と叱咤激励され、研究室の先生方、先輩方からは「学業継続が大切」と諭され、明大奨学金を紹介して頂きました。卒業まで必死に働き、大好きな明治の学生服で勉強し通した4年間でした。今も母校明治の学恩は忘れません。

この度は、恩返しの気持ちを寄付の形にさせて頂きました。母校、明治大学が未来に向かって一歩でも前進し、発展してほしい。文武各々で世界に有為な人材を更に輩出してほしい。明大の校友、サポーターとして母校の絆、募金の充実を心から祈念いたします。