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2012年度 九月卒業式を挙行 201人の門出を祝す

「卒業は学びの終わりではない。努力の継続を」と卒業生に呼びかける福宮学長

2012年度明治大学九月卒業式が9月19日、駿河台キャンパスリバティホールで挙行され、秋空の下、キャンパスを巣立つ201人(学部173人、大学院28人)の門出を祝った。

式典は、学部と大学院合同で行われ、福宮賢一学長、日髙憲三理事長、向殿政男校友会長、各学部長ら大学役職者が出席。福宮学長から卒業生代表、文学部の大城菜々子(おおしろ・ななこ)さんと、専門職大学院ガバナンス研究科のマリア・ラッセル・オクセノ・フィグロさんに学位記が授与された。

告辞の中で福宮学長は「激動と混迷の度合いを深める時代にあって、私たちは深刻な課題の解決と同時に、明るい未来を展望し、そこに到達する道筋を切実に求めている」とした上で、「時代こそ違うとはいえ、創立者たちが未来を求めて立ち向かった困難は、現代の皆さんの未来開拓に共通する。冷静な頭脳と温かい心をもって、悪戦苦闘、疲労困ぱいをいとわず、チャレンジしてほしい」と卒業生たちを激励した。

続いて祝辞に立った日髙理事長は、『高き理想の道をゆく』という校歌の一節を引用しながら、「明治大学は約20年後の2031年に創立150周年を迎えるが、そのとき、今日この場にいる君たち一人ひとりが、世界の舞台で羽ばたき、輝かしい人生を送られていることを信じている」と、未来を担う若者たちにエールを贈った。

専門職大学院ガバナンス研究科では、公共政策職務従事者を対象とした9月入学制度を実施しており、同対象者や留学生ら18人が卒業した。