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全国校友静岡大会 1200人の校友が霊峰不二とお茶の里駿府へ

校友会は母校の応援団〝明治はひとつ〟と向殿会長 明治その名ぞ吾等が母校

明治大学校友会(向殿政男会長)は第48回全国校友静岡大会を9月9日、「来てくりょう霊峰不二とお茶の里駿府へ」と銘打ち、静岡市グランシップで開催。全国および海外から1200人あまりの校友とその家族が参加した。

式典は、橋本ありす氏(2007年政治経済学部卒、静岡朝日テレビアナウンサー)の司会により進行、開会に先立ち、元メキシコオリンピックサッカー日本代表・銅メダリストの杉山隆一氏(1966年農学部卒)が大会旗を掲げ入場。国歌・校歌斉唱に続き、この8月に惜しまれながらも逝去された青木信樹校友会名誉会長をはじめとする物故校友へ黙祷が捧げられた。

西家孝重静岡県副支部長の開会宣言に続いて、大石豊彦同支部長があいさつに立ち「多くの来賓、大学関係者、そして全国各地からの校友の皆さま、徳川家康公ゆかりの“駿府”にようこそ。静岡の地に母校明治の名声と存在感を示し、校友の絆の輪が更に強くなりますよう祈念します」と歓迎の言葉を述べた。

向殿会長は大会開催関係者への謝辞に続け、「母校明治大学は現在、大変な隆盛期にある。その評価を得る一端を担うのは間違いなく校友の活躍です。あらゆる分野におけるこれまでの地道な活動が、現在の明治大学の隆盛に繋がっています」と語り、『明治はひとつ』の精神のもと、校友の益々の結束と母校への支援を呼びかけた。

日髙憲三理事長、福宮賢一学長は祝辞を述べ、大学が推進する国際化や研究体制強化などのさまざまな取り組みについて、一層の理解と協力を求めた上で、「明治大学をグローバルスタンダードに対応した世界に誇れる大学にする。日本の再生にも大きな役割を果たしていく」(日髙)、「ロンドンパラリンピックで見事に金メダルを獲った本大学院生の秋山里奈さんのように、果敢にチャレンジする」(福宮)と力強く決意を語った。丹澤正彦連合父母会長は、「どこに行っても明治大学の先輩が活躍していて、学生が夢を実現するためのパスポートになっている」と校友への謝辞を述べた。

続いて、来賓の川勝平太静岡県知事、田辺信宏静岡市長から祝辞が述べられた。

来年度の全国校友大会開催地の大分県の矢野博久大分県支部長のあいさつに続き、万歳三唱、鈴木勉静岡県副支部長の閉会の辞で、記念式典は盛会裏に終了した。

休憩をはさみ行われた記念講演では、徳川宗家18代当主の德川恒孝氏が「江戸の遺伝子・今こそ見直される日本人の知恵」と題し登壇。家康公からはじまる江戸の時代に触れ、質素だが豊かで平和だった時代に学び、豊かさとは何かを見つめ直すことが、人口、食糧、温暖化などのグローバルな問題解決の糸口になると結んだ。

会場を大ホール「海」に移して行われた懇親会では、「静岡太鼓」「港かっぽれ」などのアトラクションが披露される中、静岡の銘酒と山海の恵みに舌鼓を打ち交流が深められた。最後は応援団のリードにより、肩を組んで声高らかに校歌を歌い、静岡大会は幕を閉じた。

次回は、第49回全国校友大分大会が2013年10月5日(土)に別府ビーコンプラザで開催される。