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父母懇談会に参加して

京都にて、居ながらエール

京都府 松田 慶子

2年前、「明治大学『京都府父母懇談会』」?!「大学までPTA」?! これが、明治大学父母会を知った私の第一印象でした。京都は、明治2年に町衆がお金を出し合い「番組(ばんぐみ)小学校」と言う住民自治64地区に小学校を創り、国家に先駆け日本で最初に学区制小学校を創設した教育熱心な土地柄、当然PTA活動もそこそこ熱心。でも、まさか大学になってまで「父母懇談会」とは、そんな気持ちで出席したのを覚えています。

しかし、懇談会では、教授や職員の方々が京都までお出まし下さり、大学の近況、学生の様子や就職状況、個別に子ども達の成績や単位の取り方についてお話し下さり、質問にも丁寧に答えていただき、大学と父母が相互に意志疎通が図れる素晴らしいもので、安心感と共に京都と東京が大変近しく思え感動しました。

今年も6月26日に全日空ホテルで開催され、今では息子とも「明治大学」という共通意識が芽生え、「父母会」のお蔭で離れて暮らしていても親の存在を感じながら破目を外せない何か抑止力になっている様な気が致します。

何かと複雑極まりないご時世に、目覚ましい発展を遂げている明治大学の保護者として子どもが在籍している間「一歩、前へ」そんな気持ちで、来年の7月4日の「京都府父母懇談会」を楽しみに、行事に積極的に参加したいと思います。京都に居ながら大学にエールを!明治大学の、そして学生たちの活躍を見守りたいと思います。

「感謝」と「信頼」を実感

沖縄県 稲福 浩和

沖縄県の父母懇談会が5月31日、ホテル日航那覇グランドキャッスルにて開催されました。政治経済学部長の大六野耕作先生はじめ大学教職員の皆さまには、九州地区を縦断し沖縄県までお越しいただいたこと、また地区父母会員はじめ役員・校友会役員の皆さまにも、ご参加ご協力をいただきました事に心より感謝申し上げます。

懇談会では、大学や学生の様子、個別面談、就職活動状況等の情報と職員の皆さまとの貴重な懇談の機会となりました。父母会員として凄く有り難いことで、是非多くの会員が今後の活動と共に参加されていくことを願うものであります。また、大学側が連合父母会との連携のもと父母会を大切にし、活動されていることに「感謝」と「信頼」を強く感じております。

沖縄県父母会の活動として、学生を支え応援する立場から、連合父母会、校友会との連携も含めホームページ等を活用し父母会活動の情報提供を図り、「情報の共有」をさらに深め「楽しめる父母会活動」を目標に取り組んでおります。一つの役割として、ご父母の皆さまに、父母懇談会の開催意義と、大学の活動を知っていただく機会の一助となることを願います。

終わりに、明治大学と連合父母会へ「感謝」と「エール」を送りたいと思います。

進路相談のさらなる充実の必要性

理工学部長 荒川 利治

明治大学には他大学には少ない父母会が全国57地区にあります。首都圏では2-3地区合同開催もありますが、5月22日から7月7日までの52日間に渡って各地のご父母の皆さまから、大学に対する様々な期待や要望を直接お聞きしています。

私は5月26日に静岡県で開催された父母懇談会に、商学部の熊澤喜章教務主任はじめとする管理職数名を含めた各学部、就職キャリア支援、学生支援の事務の方たちと出かけました。父母会幹部の方々に温かく歓迎され、懇談会後の懇親会におきましては、父母会と大学の連携、親睦を深めることができました。地区の校友会の方々ともお会いできて、9月9日に静岡市で開催準備中の全国校友静岡大会の話題で大いに盛り上がりましたことを申し添えます。各地区とも同様の大歓迎を受けているとのことで、この場を借りて御礼申しあげます。

懇談会ではご父母の皆さまから、学生生活、学業成績、進路などの相談を受けてお話ししますが、印象に残る話題は卒業後の進路についての相談でしょう。入学直後の1年生のご父母の皆さまにおかれましても、就職がどうなるだろうというご心配をお持ちのようです。各学部の学業成績、進路に関わる相談コーナーとともに、就職の相談コーナーにはご父母の皆さまが多いのが実状です。待ち時間が長くなりがちで、就職キャリア支援の事務担当者も予定時間をオーバーしての汗だくの対応でした。就職相談は経験を持っていなければ十分にお答えすることができず、担当者数が限定されているもとで、将来の社会を担う明大生のためにも、就職相談のコーナーの充実は次年度以降の課題でありましょう。

父母会の存在は、一教員として教室での講義あるいは研究室活動だけではなく、学生諸君との対話、特に進路についてのアドバイスの重要性を強く実感するよい機会です。大学教員として教育研究に取り組むのは当然ですが、父母会の存在は教育者としての取り組みの必要性を認識しました。大学は社会の要望にこれまで以上に対応することが必要でありましょう。