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3創立者出身地、鯖江・天童・鳥取で学生派遣プログラム

社会連携機構(機構長=藤江昌嗣副学長、経営学部教授)は、創立者出身地3地域で、学生と地域の人々の交流と連携を通じて、地域活性化への提言を行う学生派遣プログラムを開始した。8月1日のガイダンスを皮切りに、8月27日~9月13日にかけて明大生55人が14テーマに分かれて、それぞれの地域での調査および報告を行った。そこで出された地元の方々からの質問や指摘を踏まえ次のステップとして、10月末までに成果報告書をまとめ、11月~12月にはあらためて現地での発表(提言)を行う。

福井県鯖江市でのプログラム





矢代操先生の出身地である福井県鯖江市で、8月27日~30日の4日間、大学院生を含む学生16人が「創立者出身地・さばえ活性化プロジェクト~鯖江ブランド創造」を以下4テーマで実施した。

  1. 市民主役のまちづくり
  2. 中心市街地の賑わいの創出について
  3. 市民協働による食育推進~食でつながるみんなのさばえ~
  4. 鯖江型の生涯スポーツ社会の実現
現地到着後、牧野百男市長、野村一榮商工会議所会頭との座談会や市役所職員らと意見交換、校友会福井支部の辻嘉右エ門校友会副会長はじめとする先輩たちとも交流した。

参加した学生は「今まで都会に住んでいて地方の現状を全く把握していなかったことを痛感した」(情コミ2年・女子)、「たくさんのものを得た。自分への課題も見つかり有意義なものになった」(法3年・男子)など内容の濃い経験ができたという声が数多く寄せられた。

山形県天童市でのプログラム





宮城浩蔵先生の出身地である山形県天童市では、9月3日~6日の4日間、学生20人が「創立者出身地・てんどう活性化プロジェクト~天童ブランドの創造」を以下5テーマで実施した。

  1. 将棋駒
  2. 天童温泉 
  3. フルーツ
  4. 歴史 
  5. ホームタウンスポーツ
初日の市内視察の後は、学生たちが事前研究成果を提案。すでに天童市で実施済みのものもあり、考えを練り直すグループもあった。2・3日目には、さらなる課題の洗い出しを行い、最終日の成果報告会では、4日間の成果とチーム同士の連携を見ることができた。

参加した学生は「フィールドワークを通して自らの未熟さを体感したが、参加して本当に良かった」(法3年・女子)、「天童市の方に温かく接してもらい、自由に活動できた」(経営2年・男子)など、充実した現地調査がなされた。

鳥取県鳥取市でのプログラム





岸本辰雄先生の出身地である鳥取県では、9月10~13日の4日間、大学院生・留学生を含む学生19人が、「創立者出身地・とっとり活性化プロジェクト~鹿野町からの発信~」を以下5テーマで実施した。

  1. 鳥取・鹿野のおもてなし 
  2. 福祉政策を考える 
  3. 「四季薫るまち鹿野」のプランニング
  4. 空き家活用
  5. 都会で売れる「鹿野ブランド」つくり
最終日に行われた成果発表会では、東京では知ることができなかった鳥取県の魅力をどのように発信していくかなど、学生の視点での発表がなされた。

参加した学生は「人と話すことで初めてうまれるアイデアや方向性があるのだということを再確認した。つながりの大切さ、協力でうまれる力の大きさを肌で感じた」(政経2年・男子)、「地方に対する理解、自身の考え方など、いろいろな面で啓蒙された」(商4年・男子)など、新たな視点が得られた。