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紫紺NET 企業リーダー講演会を初開催

「今日生涯」「前向きに」「案ずるより産むが易し」直筆のメッセージを掲げ、学生らと対話した安斎氏

校友会は10月11日、全ての明治大学校友のための交流サイト「紫紺NET」のグループを中心として、駿河台キャンパスでセブン銀行代表取締役会長の安斎隆氏を招き「新銀行12年-金融の原点を忠実に」をテーマに講演会を初めて開催。リーダー論も交えた安斎氏の講演に約230人が聞き入った。

コーディネーターは、人的資源管理、経営管理論ならびに企業経営における人事問題をジェンダーの視点から分析する「ジェンダー・マネジメント」が専門の情報コミュニケーション学部の牛尾奈緒美教授。司会はフリーアナウンサーの丹羽真由実氏(2006年商卒)が務めた。

講師の安斎氏は、福島県出身。東北大学法学部を卒業後、日本銀行に入行。日銀理事から日本長期信用銀行頭取を経て、金融ビッグバンによる規制緩和から生まれたセブン銀行(旧アイワイバンク)の初代社長に就任。既存の銀行システムを知り尽くし、卓越した経営手腕で、新たな銀行の収益モデルを構築。年々業績を伸ばしているセブン銀行成功の立役者として知られている。

講演は、学生時代から日銀入行当時の苦労話に始まり、日本長期信用銀行頭取就任時の出来事など及んだ。さらに、セブン銀行の社長就任時に「国民の皆さまのために」とあいさつをしたところ、「お客さまと言い直してください」と耳打ちされたことなど、人柄が滲むエピソードも披露された。

この講演会は、校友会が広く社会に発信していく「紫紺NET」企業リーダー講演会としてシリーズ化され、第2弾はJTB法人東京事業開発部長の久保田達之助氏による講演が11月15日に予定されている。