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茨城県高萩市「高齢者大学」の学生らが来訪“一日明大生”を満喫 

岸本辰雄ホール「暁の鐘」をバックに記念撮影

本学地域連携推進センターと茨城県高萩市との連携事業として10月23日、同市の生涯学習事業「高齢者大学」の学生らが駿河台キャンパスを来訪。学生たちはリバティアカデミー講座を聴講したほか、図書館や博物館など学内施設を見学し、“一日明大生”の気分を味わった。

この連携事業は、高萩市の要望により今年2月にも行われたもので、この日は高齢者大学(高萩のぞみ大学・幸福大学)の学生や市の関係者など約40人が参加。はじめに本学を代表して、藤江昌嗣社会連携機構長(経営学部教授)が歓迎のあいさつを行い、続いて吉川道隆高萩市議会議長が本学への感謝の意を述べた上で、「今日一日、大学生の気分を味わってほしい」と高齢者大学生たちに呼びかけた。

学内の見学ツアーは、アカデミーホールで行われているリバティアカデミー講座「コンサートホールで歌おう」の聴講からスタート。その後、学食での昼食をはさんで、午後には忽那敬三学芸員による博物館見学と、伊能秀明中央図書館事務長による図書館ツアー、および「長久保赤水」関係資料の説明が行われた。

本学では、高萩市出身で江戸時代中期の地理学者である長久保赤水による「新刻日本輿地路程全図」を図書館蘆田文庫にて所蔵しており、通常は貴重書庫に保管してある同地図など数点の貴重書が高齢者大学生に公開された。

最後に、草間吉夫高萩市長が「今回の連携事業をもとにして、さらに明治大学との関係を強くしていきたい」と述べ、須田努地域連携推進センター長(情報コミュニケーション学部教授)が「本学の社会連携を広く理解して、本学のファンになってください」と締めくくった。