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拉致問題解決に祈りを込め 横田夫妻が生田キャンパスで講演会・写真展を開催

幼少期のめぐみさんの写真や、事件を報じる当時の新聞記事がパネル展示された 横田夫妻を紹介する川崎市の市民・こども局長の山崎氏 

明治大学は10月18日、川崎市との共催で、北朝鮮による拉致被害者家族である横田滋さん・早紀江さんの講演会を生田キャンパスで開催し、約150人の市民と学生が集まった。

この企画は、多くの人たちに北朝鮮による日本人拉致問題に関する理解を深め、関心を持ち続けてもらうことを目的に行われたもので、横田夫妻が在住する川崎市内の大学で行われるのは初めて。

めぐみさんの父・横田滋さんは講演会に集まった人たちを前に「多くの人が拉致問題に関心を持ち続けてくれることが、今後も諦めずに活動していく力になる」と述べ、特に若い学生たちに「これからの日本を背負う若い世代の方々に、1日でも早く解決しなければならない問題があることを知ってほしい」と訴えた。

中央校舎の1階エントランスでは10月16日~24日の9日間、写真展「めぐみちゃんと家族のメッセージ~横田滋写真展in明治大学」も同時開催された。授業の合間に立ち寄ったという農学部2年の男子学生は「拉致事件について聞いたことはあったが、この展示で事件の詳細を初めて知り驚いた」とパネルを熱心に見入っていた。